種類

流通にはいくつかの種類があります。
ここではそれを紹介していきます。

●物流
物流は荷物を包装したり加工したりして、荷物を積んだり運んだり、指定された場所に送り届けたりする様々な過程の全ての流れのことをいいます。
物流の機能として商品を仕入れたり販売したりする「輸送」、商品を保存、管理する「保管」の仕事、商品を積んだり荷下ろしをする作業の「荷役」、主に外装を「包装」する仕事、そして「流通加工」の5つです。


1960年代に「物流」という言葉が日本で使われ始めました。
「商品をいかに円滑に、そして確実に、低コストで動かすか」ということが課題となってきました。
そこで、「フィジカルディストリビューション」を「物的流通」と訳して現代の「物流」の基礎になったのです。


物質流通は物の場所の移動のことで、この反対の語として「パーソントリップ」という人の場所の移動のことを表すものがあります。
主な流通業者はヤマト運輸や、佐川急便、日本通運などです。


商流など

●商流
商流とは、商品の売買によってその商品の所有権が変わる商取引のことをいいます。
物的流通は物流ですが、商的流通は商流で「物流」の対になって使われることが多いです。


物流業界では、物流の条件を作る荷主企業の慣習や得意先への納品条件、作業を指示する流れなどをまとめて商流といいます。
生産された物が生産者から消費者へと渡る過程で、お金や情報、所有権などの流通のことを指します。
また、技術者のいる組織から元請けの企業までの契約の一連の流れの事も商流と呼ぶそうです。

●金流
金流は商品物流の一部で、商品を購入したり売ったりする際のお金の流れのことをいいます。

●小売り
お店から商品を買ってくれる消費者に購入してもらうことです。

●卸売り
卸売りは販売している業者や魚などの卸売業、スーパーなどの小売業などに商品を買ってもらうことです。